ドライブレコーダーと人間の認識方式を比較して気付いたこと

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先日、車にドライブレコーダーを付けました。

数日使っていく中で、これは人間の認識方式と比較したら面白いかもと思ったので書いてみますね。

 

ドライブレコーダーと人間の認識方式の違い

ドライブレコーダーと人間の認識の違いはたくさんあるのですが、その中の2点をピックアップしてみます。

そもそも比較するまでもないほど、人間の脳のスペックが上ですが、そこから気づくものがみえてきましたよ。

 

1.保存方式が違う

ドライブレコーダー:客観的データーのみを保存

人間:客観的データーと主観的データーを同時に保存

 

ドライブレコーダーは、録画した映像を確認して見るとわかるのですが、ただ道路を走っているだけ。

いつ、どこを、何キロのスピードで走っていたのかの客観的データーが保存されています。

そこの情報には、意味、価値、思いなどが付いていない無味乾燥な情報です。

 

それに比べ、人間は客観的データーと主観的データーを同時に保存します。

主観的データーは感情の影響を受けやすいため、各個人の感情によって脚色され、データー保存されます。

例えば、車を運転しているとき、急いでいると、「前の車、もっと早く走ってくれないかな」という思いが客観的データーの上にのっかります。

 

2.保存されたデーターの削除方法が違う

ドライブレコーダー:データーは自動的に古いものから消えていく

人間:データーは古いものから消えやすいが、印象に残ったデーターは消えにくい

 

ドライブレコーダーは、32Gなど保存されるキャパが決まっていて、それがいっぱいになると、古い情報から消えていく仕組みになっています。

なぜなら、ドライブレコーダーの役割としては最近の情報を優先して残せば良いからです。

一番の目的は、事故が起こった時に録画してあることですから。

 

人間はというと、記憶に時間がかかりますがキャパの制限は広いです。

データー(記憶)は基本的に古いものから消えていきます。

 

ですが、思いがこもったもの、衝撃的な出来事は消えにくく残ってしまいます。

これが人間を苦しめる原因の一つです。

 

例えば、「あのとき、あんな行動しなければ良かったのに…」という、

いわば後悔ですね。

 

こんなときは、ドライブレコーダーの認識方式だったらいいなと思います。

だって、自分を苦しめている過去のデーターを消したければ、車を走らせてデーターを上書きすれば良いわけですから。

 

でも、過去のデーターがあるから、人や物事の意味、価値を認識できるし。

想い出も振り返り、懐かしむことができる。

 

脳が高性能な分、そこに対するメリット、デメリットがあるんですね。

まとめ

いまここで、自分がどんな認識をしているのかを知ることは重要です。

なぜなら、目の前の起こっている現象だけにとわられていると、問題の原因がつかめなく、本当の問題解決につながらないからです。

 

認識方式を理解するには、いろんな事例を知り、イメージしてみること。

そして自分以外の観方があるんだと理解を深めていくといいですよ。

ぼくもそこに役に立てたらと思っています。

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