「いくら入っているか知りたい」
先日、息子(6歳)が財布をぼくのところまで持ってきて言った言葉。
息子は、足し算が少しできるので、一緒に数えました。
620円。
数えながら、ふと思ったんです。
例えば、100円。
同じ100円でも、100円玉一枚、50円玉2枚、十円玉10枚、5円玉20枚、1円玉100枚で表すことができますよね。
これは、ぼくたちが見ている目の前の世界にも応用できるのではないかと思ったんです。
人間の目で見るから目の前の存在として見える。
ですが、もし自分の目が電子顕微鏡だったら。
その存在は、原子の塊として見える。
さらに小さな世界が見える目だったら、素粒子の塊に。
このようにしてみると、目の前の存在は絶対に固定しているものではないとわかりますよね。
見る側の条件によって変わってしまうんです。
存在と見る側、観察主体はつながっているんですね。