科学技術が進歩した現代でも、自分探しが終わらない理由

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この本は、先日、娘(8歳)の誕生日にプレゼントしたもの。

娘は、大人になったら看護師になりたいらしく、人体の仕組みを勉強したいとのこと。

 

一緒に読んでみたのですが、人間の仕組みを知っているようで、まだ知らないことがたくさんありますね。

学校で学ぶだけでは、情報が足りていないと思います。

 

理科の一部ではなく、例えば「人間学」という科目をつくる必要があるじゃないかと感じました。

 

本当の自分とは何か?と追究する人が多い

現代は、人工知能(AI)が実用化されるほど、科学技術が進歩した時代

 

物質や人間の仕組みも、かなり明らかになっています。

だけど、いまだに「本当の自分とは何なのか」を追究する人が多い。

 

今までの人間の定義では、本心から納得できない

本当の自分探しが終わらない理由は、今までの「人間とはこういうものだ」という定義では、本心から納得できないからです。

 

人間の定義には、見える部分、見えない部分の両面がありますが、まだまだ曖昧。

なぜなら、脳から見た人間の理解だから。

 

脳から見る世界は、全体を網羅していないため、部分的な情報にとどまっているんです。

人間の脳から見た人間の世界。

 

犬から見たら、カエルから見たら、目の前の世界はまったく違っています。

人間の世界が絶対正しいというのは成り立たないんです。

 

人間の再定義が必要な時代

約10年前に、未来学者のアルビン・トフラー氏がテレビ番組で以下のようなことを語っています。

 

「21 世紀、人類の使命は、人間を再定義することです。

今後、生物学、遺伝子工学、ナノテクノロジ―などの分野は、目覚しい発展を遂げることでしょう。

 

それは人類の頭脳と力を劇的に向上させます。

私たちは新しい能力を手にするかもしれません。

 

次世代の人類となるかもしれません。

あるいは何か他のものとなっているかもしれません。

 

今後生物学や、脳科学によって、新たな問題が浮上し、劇的な対立が起きることでしょう。

私たちの倫理観が問われています。

 

人類が互いに殺しあってはなりません。

良心を失わず、更なる知恵と、互いに、手を携えていく力を獲得出来るよう、願っています。」

 

『21 世紀、人類の使命は人間の再定義』より引用

科学技術や人間の追究が深まれば、今までの人間観では限界がくる、それを予測しています。

まさしく現代は、今までの人間の限界を明確にし、これからの人間イメージを獲得するときなんですね。

 

人間のイメージが変わるとどんな変化があるのか

人間の再提起、人間のイメージを変化させるには、人間に対する観方を変える必要があります。

そのためには、まず現実とは何かを理解すること。

 

新しい生き甲斐を発見するには「現実とは何か?」を明確に知ることから

 

現実を理解し、そこから真実を理解する道に行くことで、新しい人間のイメージが獲得できます。

 

それができると例えば、

・全体をとらえられるようになる。

今まで理解できなかったこと、考えられなかったこと、感じられないことがわかり、今ここで感動することができる。

 

・明確に進むべき方向性がわかる

ですので、不動の意志も獲得することができます。

 

まとめ

いま自分探しを追究する人が増えています。

それは今までの人間観に疑問を持つ人が増えたということ。

時代が変化していくというのは、環境だけでなく、人間自体も変わっていく全体の変化なんですね。

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