約35年ぶりに映画「ET」をみました。
■ブルーレイ『E.T.』予告編映像(53秒)
はじめてみたのは、1982年。
今回が二回目。
自分の子供が当時の自分と同じ年になっていました。
奥さんもぼくと同じ状況だったらしく、当時の記憶と照らし合わしてみれて感慨深いものがありました。
以下、まだ見ていない方は少しネタばれがありますので、ご注意を。
スティーヴン・スピルバーグのすごさ
うちの子供たちは、娘7歳と息子5歳。
果たしてこの映画が理解できるのか不安がありました。
案の定、はじめは娘が「怖いよ~」、息子は「つまらない~」と言いだしたんです。
まだ時期じゃなかったかな・・・。
でも、そんな状態なのに2人はもう見ないとは言わないんです。
状況がうまく理解できないのかと思い、ところどころ説明をしながらみていきました。
そうすると、質問が飛び出したり、徐々にETが怖くない、面白い存在だと気づいていくと映画に集中できるようになりました。
中盤にはストーリーにのめり込み、最後には主人公の男の子に感情移入するまでになりました。
いや~スティーヴン・スピルバーグ監督すごいです。
5歳~大人まで、短時間なのに日常生活から出て、映画の世界に入り、色々な気付きを与えてくれるんです。
当時のぼくも、こんな風に心をつかまれたんだと客観的に観察することができました。
目先の忙しさで本質が見えない
映画の中で、「子供にだけみえるんだ」というセリフがあります。
ETは大人にも見えます。
ママが目先のことで忙しくしていて、すぐそばにETがいるのに、まったく気付かない。
子供が、ここにいるよと言っているのに気付かない。
というお笑いのシーンがあります。
これって現実の日常でもあるなぁと思いました。
目先のことに忙しくなると視野が狭くなり、子供が言わんとしてることや本質がみえなくなるときありますよね。
気を付けないと。
地球の外の観点
ETは、宇宙人で地球の外から来ました。
なので地球の外の観点を持っています。
それを一番表しているのが主人公とETが意識がシンクロしてしまうことと、最後の「いつもここにいるよ」と主人公に伝えるところ。
地球の中、人間の観点からこの世界を観れば、自分と自分以外はバラバラな世界。
つながっているとは思えません。
ETが住んでいる世界では、仲間同士、意識(心)がつながっているのが当たり前なんでしょうね。
地球の中では、重力やその他の力が働いているから、いまの人間のかたち、存在のかたちに観えるんです。
地球とは違った力が働いている惑星では、その中の存在はまた違ったかたちをしている。
当然それによって、世界の見え方、考え方も違ってきます。
これは、現実世界も一緒。
地球の中だけの観点では、イメージが固定してしまうなぁと気づきました。
まとめ
今回、ETを見て、
・目先の忙しさに囚われず、今まで以上に子供たちの話をしっかり聞いてこう。
・地球の外の観点を取り入れて、条件から自由な発想を生み出していこう。
と思いました。
ET懐かしいな~と思われた方、ぜひ、観てみてください。
むかしとは、違った気づきがありますよ~。