堀直虎を通して気付いた、人間一人を理解する意味

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人間一人を理解するって簡単なようで難しいですよね。

実は、その人の存在だけでなく、その人が生きた背景全体も理解することが必要なんです。

そのことに、ある人物を通して気付かせてもらいました。

 

堀直虎という人物像を知るには、幕末を理解すること

昨日、ぼくが住む地域、須坂市のもとになった須坂藩の最後の藩主、堀直虎の没後150年記念講演に行ってきました。

講演は、浅田次郎氏

テーマは、「幕末という時代」

 

実は、その藩主の最期が謎に包まれており、一体どんな人物だったのかという追究がされています。

 

堀直虎は、ハーバードの教授も授業で取り上げているんですよ!

ハーバード大が授業で取り上げる「堀直虎」とはどんな人物か

 

ぼくは、はじめ浅田氏は何で堀直虎について話さないのだろうと疑問に思っていました。

ですが、話を聞いていく中で、気付いたんです。

 

堀氏の最期の行動を理解するには、彼の思考がどういったものなのかを理解すること。

そして、彼の思考を理解するには、彼が置かれていた立場、状況、関係性を理解すること。

さらに彼が生きていた時代、幕末という時代を理解することが必要なんだと。

 

彼の背景全体を理解することで、彼に立場チェンジすることが出来、彼は当時どんな映像を見て、どんなことを考えていたのか推測できていく。

人間一人を理解するには膨大な情報が必要なんですね。

 

これは、ぼくたちが普段出会う人も同じです。

 

相手を理解するには、想像力も必要

浅田氏の講演の最後に質疑応答タイムがありました。

質問:「小説を書くには想像力が必要と思うのですが、どうやって想像力を豊かにすればいいですか?」

回答:「小説を読むこと」、「想像力が豊かになれば、創造力も豊かになる」

 

映像では、想像が一つに固定されて広がらない。

文章だと人それぞれの想像があるし、自分で想像するという行為は本当に重要とのこと。

 

本当にそうだと思いました。

相手を理解するには、まず自分の観点をゼロ化すること。

そして、相手の見て、感じている世界を想像しなくてはならない。

想像力がものすごく必要になるんですね。

 

あと、今は、スマートフォンで分からないことはすぐに検索してしまう時代。

自分の頭で考えなくなってしまう。それは問題ですよね。

 

自分もそうですが、子供たちにも小説を読んで想像力を豊かにしてもらいたいなぁと思いました。

 

堀氏のことをもっと知りたい方、講座がありますよ

ぼくにとって堀直虎氏のことを知ることは、自分のことを知ることにもつながること。

なぜなら、堀氏を通し、自分が育った地域のことを知ることにもなるから。

 

堀氏のルーツを学ぶ講座があります。

 

日時:11月11日(土)14:00~16:00

場所:須坂市シルキーホール

無料

歴史文化講演会Ⅱ 「織豊大名 堀氏の勇躍」のお知らせ

 

ご興味ある方は参加されてみてください。

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