ぼくたちの目の前の世界には思い込みが溢れています。
数字もその中の一つ。
自然界には存在しないものです。
数字は、世界共通言語ですね。
子供の頃、人間はみんな「1、2、3、…」と暗記したんです。
そして、いつも使っている。
また、数字は便利なものです。
数字から数字、物理学を生み出し、自然界の法則を数値化し、現代まで科学技術を発展させてきました。
先日、家に帰ったら娘が泣いていたんです。
理由を聞いたところ、「999の次」が理解できず悔しいとのこと。
算数は、基本は暗記、思い込みです。
9の次は、10。
99の次は、100。
999の次は、1000。
単純に、そいうゆうものなんだと受け入れれば楽なのですが、娘は何でそうなるのか理解したいらしい。
娘の気持ち、分かりました。
ぼくも同じ経験があったし、無理やり「そういうものなんだ」と覚えることは、本心から納得いっていないので、気持ち悪いものです。
自然の太陽のように、東から西に動くと目で見えれば理解しやすいのですが、算数はそうはいかない。
こうだから、こうなんだと無理やり覚えないとはじまらない。
ぼくたち人間は、数字だけでなく、言語もそのように決めつけて、思い込んで使っているんです。
これは、「あ」と読むんだよと、なんの根拠もなく暗記してきました。
そう考えると、目の前の世界には人間が勝手に規定してきたもの、思い込んできたものが溢れていると分かります。
重要なのは、思い込みと真実は別ということです。