インターネットで検索していて偶然見た以下の動画に心がもっていかれました。
有名映画監督らによる映画「メッセージ」の感想
攻殻機動隊の押井守監督、劇場版エヴァンゲリオンの前田真広監督、シンゴジラの樋口真嗣監督が映画「メッセージ」を見た感想を語っている動画です。
絶対に時間ができたら観に行くぞ、という思いになりました。
■押井守らが語る異色のSF感動作『メッセージ』特別映像(3分53秒)
そして先日、観に行ってきました。
いや~、最高でした!
同じ上映時間には、ぼくと同じように一人で来ている40~60代の男性がいましたので、思わずその人に話しかけて「あのシーンは、どういうことだったんでしょうね?」とシェアしたくなってしまうほど。
間違いなく、ぼくが人生の中で影響を受けた映画の一つになりました。
観終わったときの余韻、感覚
この映画は、SFもので架空の話ですが、ストーリーの中には現実にも使える知識、知恵が入っていました。
だから、ぼくはあの見終わった後の何とも言えない感覚になるのだと思います。
・なんだか新しい道が見えてワクワクしてくる感覚
・秘密が隠されていて探求心が生まれてくる感覚
・まだ出会ったことのない世界と出会えるのではなかというドキドキ感
これは、大事にしたいと痛感しています。
なぜなら、その感覚は現実世界に入り、数時間するとなくなってしまい、いつもの感覚、考え方になりマンネリにはまってしまうからです。
いつもの感覚では、変化をつくることはできません。
映画「メッセージ」から受け取った変化のきっかけ
この映画で、ひとつ変化のきっかけをあげるとすれば、
映画の中に出てくる「サピア=ウォーフの仮説」というものです。
サピア=ウォーフの仮説(サピア=ウォーフのかせつ、Sapir-Whorf hypothesis、SWH)は、「どのような言語によってでも現実世界は正しく把握できるものだ」とする立場に疑問を呈し、言語はその話者の世界観の形成に差異的に関与することを提唱する仮説。
簡単にポイントを言うと、
人は、それぞれの世界を見ているということ。
みんな同じ世界を見ていない。
なぜなら言語には、その人独自のイメージがついているからです。
人間は、言語によっても、この世界を認識しています。
これは、無意識なので気付かないかもしれませんが、脳で瞬時に行っている作業なのです。
言語は便利なのですが、そこにはまってしまっては、新しい世界を見ることができません。
よく、海外旅行にいくと、いままでの観方が変化することがありますよね。
自分が全然知らない言語を使っている国に行ったときの、文字がまったく読めないときの感覚。
あの感覚が、言語認識からはずれた感覚です。
この映画には、他にも現実に応用できる内容がちりばめられています。
以下の記事は、ネタバレになってしまいますが、映画に出てくる認識の話が書いてあります。
【ネタバレ注意!!】映画『メッセージ』は原作小説の「感動」を伝え切れていない:『WIRED』US版の考察
ぼくは、この記事で原作を読んでみたいと思い、購入してしまいました。
なんだか、まとまっていない記事になってしまいましたが、
それだけ、良かった映画で、ぜひ観てもらいたい!という思いを伝えたくて。
この映画観て、感動された方といろいろ話したいなぁ。
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