何かしっくりこない、面白くない、創造力が働かない…というときは、目の前の世界に観点が固定されてしまっているからです。
本当は自由な心を持っているのに、小さな牢屋に閉じ込められてしまっている感覚です。
そんなときは、目の前の固定された状態を破壊することです。
そこで、一つのキッカケになるのが「光」の仕組みを学ぶこと。
夜空の星を観察するとき、今見えている光は今光ったものではなく、何年も前のものだということを聞いたことありませんか。
目に見える星の光は何年前の光なのか?
太陽は、8分19秒前。
北極星は、400年前。
アンドロメダ銀河は、230万年前のものなのです。
そして今、見えている星は、もしかしたらもう爆発してなくなっているかもしれないのです。
いかに目の前の世界が過去を映し出しているのかわかります。
光について詳しく勉強するには、以下の動画がオススメです。
◆ドキュメンタリー : ドキュメンタリー 光速(59分54秒)
この動画の中で、ぼくは以下の箇所で衝撃が走りました。
(32分32秒~)
光は秒速30万キロで進む。それは不変の原理だが、一つだけ条件がある。
その速度で進むのは真空の空間の中だけでということだ。
宇宙空間は真空ですが、地球の中は真空ではありません。
光は真空の中ではない媒体を通るとき速度が遅くなります。
だからこそ、水の中にいると光の屈折やゆらめきが見えるのです。
光は真空の中ではない媒体を通るとき速度が落ちなかったら生命体は変わっていたでしょう。
例えば、人間の目は今のように機能しなかったはずです。
環境によって、その中の生物の機能が変わっていきます。
光がどの物質の中を通るときも秒速30万キロで進んでいたら、自分の周囲はただぼんやりと見えるだけだったはずだという。
そのため人間の目にはレンズが備えられ、見るものの焦点を網膜で合わせるようになっている。
ガラスのレンズと同じく、通過する光の速度が落ちるからこそ可能なのである。
速度が遅くなる理由は、光はガラスの原子に吸収されたあと放出されるという遅延要因があるからです。
光が原子に衝突すると原子は振動し、そのあと光を送り出します。
ここからわかることは、目の前の世界をはっきりと認識するために、人間は目にレンズを付けるようになったということです。
確かにぼんやりとした世界ではつまらないですからね。
人間は、目という道具をつくり、目の前の世界をより美しく、感動的にとらえられるようにしたのです。
しかし人間は、そんな素晴らしい機能を当たり前と感じ、なんの感動もない状態にはまってしまう。
それは本当にもったいないことです。
もっと本当のことをたくさん勉強して、当たり前から脱する幅広い知識、知恵を獲得することが必要なのだと実感しました。
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