僕は、今まで確立された歴史観は、絶対変化しないものと思っていました。
歴史観とは、歴史的世界の構造やその発展についての一つの体系的な見方のこと。
今年の大河ドラマ「真田丸」の脚本家、三谷さんのインタビュー記事を読んで歴史観のイメージが変わりました。
真田丸は、なるべく予習なしで見てもらいたいとのこと。
それは、より実在した通りの真田信繁を感じて欲しいから。
真田信繁(幸村)と言えば、過去にたくさん作品化された人気武将。
だから、真田信繁とはこういう人で、こんなことをしたというイメージが多くの人の中で固まっています。
でも、そのイメージの外の真田信繁像があるかもしれない。
いや、きっとあるはずです。
これは普段の人との出会いの中でも同じことが言えますね。
自分の中で固定されているイメージで相手と出会っている可能性が高い。
それ以外の相手と出会うには、自分の中のイメージ固定をオールゼロ化すること。
今回、真田丸は、その観点をもって観たいと思っています。