地獄谷野猿公苑は、境界線がない感覚を味わえる

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今年は、申(さる)年

 

僕は、長野で猿というと真っ先に地獄谷野猿公苑が浮かびます。

温泉に入る猿。

海外では、スノーモンキーで有名ですね。

 

去年、約30年ぶりぐらいに野猿公苑に行きましたが、衝撃的でした。

 

普通、野生の猿は人間を見るとすぐ逃げてしまうのですが、野猿公苑の猿は全く逃げません。

近くを歩いても、まるで人間を空気のような感覚で見ているのか意識しない。

「人間と猿の境界線がない」とても不思議な感覚を味わうことができます。

 

これは、この公苑を作る前、初代苑長の原さんが苦労を重ね、猿の餌付けに成功したからだそうです。

地獄谷野猿公苑Wikipedia

 

毎日、山を訪れ、猿との距離を少しずつ少しずつ縮めていった。

そしてその関係性が代々猿の家族に受け継がれ、今の環境が出来上がったそうです。

まさに、長年の努力の結果ですね。

 

境界線は、人間と人間の間にも感じてしまうときがあります。

それを意識し過ぎると相手と仲良くなりにくい。

その境界線は自分自身が引いている場合が多いです。

相手と仲良くなるには、自分の中の境界線を取っ払うこと。

 

地獄谷野猿公苑は、人間と猿との境界線がない感覚を味わえる場所です。

そこから、自分と他人との境界線がない感覚もつかめる場所でもありますよ。

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