劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスを観て理想的な社会システムとは何なのか考えさせられた

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現代は、産業や科学技術が発展し、便利な時代になりました。

いまのような状態にするために、さまざまな試行錯誤があったんです。

 

人類は社会システムを構築し、問題を解決してきた

人類は今まで、様々な問題を解決するため、また理想的な生活をしていけるようにと社会システムを模索、変革させてきました。

ですが、まだまだ問題は山積み。

さらに社会システムを進化させていく必要があります。

 

理想的な社会システムとは?という命題を投げかけているアニメ

 

理想的な社会システムとは何なのか?という命題を投げかけているアニメ映画を観ました。

 

■『劇場版 PHYCHO-PASS サイコパス』特別動画(1分54秒)

 

(解説)

『踊る大捜査線』シリーズなどの本広克行監督が総監督、『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズなどの虚淵玄がストーリー原案と脚本を担当した人気アニメの劇場版。

人間の心理状態や性格を計測し数値化できるようになった近未来の管理社会を舞台に、治安維持活動に奮闘する公安局刑事課一係の刑事たちの姿を描く。

キャラクター原案を手掛けた人気漫画家の天野明、監督の塩谷直義もテレビシリーズから続投する。

 

(あらすじ)

人間の精神を数値化するシビュラシステム管理下の2112年、新人監視官の常守朱と執行官の狡噛慎也は、ある大事件の黒幕・槙島聖護と出会う。

狡噛は自らの信念を貫き槙島に復讐(ふくしゅう)を果たした後、姿をくらます。

2116年、日本政府が輸出したシビュラシステムを内戦状態のSEAUn(東南アジア連合)が実験的に導入するが、SEAUnから日本へテロリストが送り込まれ……。(yahoo映画より

おすすめは、SYCHO-PASS サイコパス パート1を観てから、この劇場版を観ると登場人物の背景などが理解できて分かりやすいです。

でも、はじめて劇場版を観ても、ところどころ疑問が湧く箇所がありますが大丈夫と思います。

 

簡単な解説と考えさせられる点

舞台は、科学技術が進歩し、日本すべての人間の精神状態を数値化し、中央コンピューターのようなものがそれを管理している社会。

精神状態の数値が悪くなった人を公安委員が確保、数値が良くなる見込みがある人は改善させる施設へ、見込みの無い人は隔離していく。

 

犯罪をおかしてしまった人は、その場のその人の数値によって逮捕か処刑が実行されてしまう。

数値を管理していれば、これから犯罪をおかすであろう人を確保できるため、犯罪を未然に防げるというメリットがある。

 

この社会システムは、それだけでなく、人間の人生の方向性も決めている。

仕事、結婚相手など、中央コンピューターの言う通りに従い、人間は生活している。

その方が自分の頭で考えるよりも正確であり、確実に幸せになれるから。

 

劇場版では、その社会システム自体を海外に輸出している。

その輸出した国は治安が悪く、まだ一部の地域でしかこの社会システムが稼働していない。

 

この管理された社会の外は、人間の欲望がむき出しの弱肉強食の争いが絶えない社会。

ここでは、人間の力、権力や暴力によって人々が従ざるをえない。

平和や安全は保障されないし、人間の人生もどうなるか分からない社会。

 

「中央コンピューターのようなもの」か、「人間の力」か。

 

いずれにせよ社会システムを構築していくには、個が集まった集団を統制していくために管理するシステムが必要。

一体、どんな管理システムが人間にとって、また自然にとって一番良いのかと考えさせられるアニメです。

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